12月8日土曜キンダー 「常識」と「拝啓、太陽さん」
穂高湖
一気に寒くなってきた12月。
そんな寒さもどこ吹く風、元気に集まってきた子どもたち。
話し合いは「ザリガニを釣ろう!」とKくんの一言で決定!
そして、スルメを買って穂高湖へ。
お昼ご飯を食べ終わったYくんは「ザリガニ釣ってくる!」 と言って、自分の釣り竿を作って湖の中にエサを垂らします。
他のお友だちたちも急いでご飯を食べてザリガニ釣りをしている所 に向かいます。
「ザリガニいる~?」と聞くと「う~ん、 竿を持ち上げるときに何かの重たさを感じた気がする」 とは言うもののザリガニの影は見当たらず…。
「エサを水の中に置いたまま、一回探検に行く?」と、 リーダーの提案に皆も納得して、穂高湖周辺を探検することに。



影の中を歩いている時は寒いけど、陽向に出てくると暖かい!
「太陽ってすごいね!」と、話しになったり。
湖面に陽の光が反射しているのを見つけると、「キラキラしてる! お星さまみたい!」と、口々に感想を言う子どもたち。 確かにキラキラと反射した光が揺れて変わり続ける様子はキラキラ と光るお星さま!
デコボコ道に苦戦していたKくんもいつの間にか、 上手に登ったり下ったりしています。 そんな頑張っているKくんを、先に進んでいるYくんKちゃんは、 立ち止まり待ってくれます。



探検中に着いた陽の光が入ってくる東屋のある所でしばらく休憩タ イム。
だるまさんが転んだをしたり、倒木の間を探検したり、 休憩と言いながらもたくさん動いている子どもたちでした~。
休憩も終わり、再び探検へ出発です!
歩き出して影に入ると一気に寒くなります。
「えっ、あの暖かさは太陽のおかげだったの?」と、 リーダーも驚くぐらいの寒暖の差です。
「太陽ってすごいねー」と、話していたら「太陽に、 暖かくしてくれてありがとう っていう手紙を書きたい」とYくん。
それを聞いたKちゃんも「本当だ!太陽に手紙を書かないとね~」 と嬉しそうです。
「太陽さん暖かくしてくれてありがとう」とKくん。
そんなことを言いながらも前へ進みます。
しばらく歩くと紫色や赤色の木の実が実っているのを見つけます。
「わ~キレイ!」「持って帰ってお母さんに見せよう」と、 袋に木の実をいれていく子供たち。
「もう、ザリガニにエサを食べられてるんちゃうん?」と、 木の実集めもそこそこに湖へ向かいます。
湖に帰ってきてエサを垂らしていた場所を覗いて見てみます。
すると赤色のザリガニが5匹ほどゆっくり動いてエサに群がってい ます。
大はしゃぎする子どもたち。
さっそく竿を持ち上げてザリガニを釣ろうとしてみます。でも、 ザリガニたちも寒いせいか動きがゆっくりでエサを挟む力が弱くな っているようです。
竿を持ち上げるとザリガニたちはポトンっと、落ちてしまいます。
みんな釣れずに悔しがっている中、Kくんは急いで引き上げずに、 ジッとザリガニがエサをしっかり持つまで待ち続けます。
そして、 しっかりエサを挟んでいることを確認して竿を引き上げて、 ザリガニを釣り上げました!
リーダーは内心「夏は釣れても冬にザリガニは釣れないもの」と、 勝手に思い込んでいたので驚きです。
陸に上がっても寒さのせいか、動きがゆっくりなザリガニ。
誰も触れずに困っていると「触れるで!」と、 素早く捕まえていたKちゃん。



そうこうしている間に帰る時間になりました。
太陽に感謝!ザリガニに驚き!いろいろとあった一日でした。